ピルの副作用が心配です。
ピルの服用を始めると、下表のような症状が見られることがあります。
こうした症状は、飲んだ人の数パーセントから10数パーセントに起こりますが、ただし飲み始めてから3周期くらいすると、軽減してくることが多いものです。

発生率が5%以上のトラブル
発生率が0.5〜5%のトラブル
 乳房痛、乳房緊張感  発疹、かゆみ
 悪心、吐き気  むくみ、体重増加
 頭痛、片頭痛  血圧上昇、動機
 不正出血  食欲不振、口内炎、腹痛、下痢、便秘
 だるい、めまい、イライラ、気分の落ち込み
 乳汁が出る
 にきび、しみ
 視力障害、コンタクトレンズが合わない


上記の副作用は、医学的にはあまり気にしなくてもよいものとされていますが、ピルの副作用としてより気をつけなければならないのは、血液が固まりやすくなる作用です。
ピルの服用により血栓症のリスクが高くなりますので、処方時の血液検査は、こうしたリスクを調べるために行われるものです。

血栓・塞栓症の可能性が高く、服用をすぐに中止すべき症状
・下肢の痛みと腫れ
・突然の胸痛、息切れ、喀血、頭痛
・持続性の頭痛
・目がかすむ、見えなくなるなどの急性の視力障害
・黄疸の出現


また、長期間の連用で問題になっているのは、乳がんになる率が、飲んでいない人の1.24倍になるというデータです。
ただし、使用を中止すればリスクは低下し、10年後には飲んでいない人と同レベルになります。
逆に、低用量ピルの服用すると、子宮内膜がんや卵巣がんの発生が抑えられ、子宮筋腫のリスクも少なくなるというデータも出ています。
また、生理痛の軽減や、鉄欠乏貧血の改善などのメリットもあります。