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2004.2.10改訂

《医薬品と飲み合わせの悪いサプリメント栄養補助食品)》


ビタミン類 ミネラル類 ハーブ類特定保健用食品 その他

ハーブ類

サプリメント名
医薬品
 ( )内は主な商品名
相互作用
イチョウ葉エキス ■抗凝固剤(血栓防止薬)
●アスピリン(バイアスピリン)●チクロジピン(パナルジン)●ワルファリン(ワーファリン)

イチョウ葉エキスには血小板凝集抑制作用があり、併用すると出血傾向が強まります。

エフェドラ エフェドリンが含有されているため、安易な摂取は禁物です。米国では心臓発作などの副作用が相次ぎ、販売禁止となっています。個人輸入などによる入手は控えて下さい。
カバ(kava kava) 諸外国で重篤な肝障害があいつで報告され、中には死亡例も出ています。日本では市販品はありませんが、販売中止命令を出している国も多く、個人輸入などによる入手は控えて下さい。
セント・ジョーンズ・ワート
(西洋オトギリソウ)
気管支拡張剤
・テオフィリン(テオドール)
・アミノフィリン(ネオフィリン)
抗てんかん剤
・フェニトイン製剤(アレビアチン)
・カルバマゼピン(テグレトール)
・フェノバルビタール製剤(フェノバール)
抗凝固剤
・ワルファリンカリウム(ワーファリン)
強心剤
・ジゴキシン(ジゴシン)
・ジギトキシン(ジギトキシン)
・メチルジゴキシン(ラニラピッド)
抗不整脈剤
・ジソピラミド(リスモダン)
・アミオダロン(アンカロン)

免疫抑制剤
・シクロスポリン(サンディミュン、ネオーラル)
・タクロリムス水和物(プログラフ)

セント・ジョーンズ・ワートにはある種の薬物代謝酵素を増加させる作用があり、その酵素で代謝される薬物の分解が促進されるため、左記のような医薬品の作用が減弱するおそれがあります。

ただし、セント・ジョーンズ・ワートを急に中止すると、分解促進作用がなくなることで医薬品の血液中濃度が高くなりすぎ、副作用の危険性が出てきます。
服薬中の方のなかでセント・ジョーンズ・ワートを連用していた方は、中止のしかたについて医師・薬剤師にご相談下さい。

抗HIV剤 医薬品の血中濃度レベルが低下し、HIV抑制作用が減弱されている恐れがあるので、病院で検査を受けるとともに、セント・ジョーンズ・ワートの中止について医師にご相談下さい。
経口避妊剤 避妊効果が得られない恐れがありますので、セント・ジョーンズ・ワートの使用を中止して下さい。

■選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)=抗うつ薬
フルボキサミン(デプロメール、ルボックス)

■セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)=抗うつ薬
ミルナシプラン(トレドミン)

■トリプタン系片頭痛治療薬
・スマトリプタン(イミグラン)
・ゾルミトリプタン(ゾーミッグ)
・エレトリプタン(レルパックス)

■選択的MAOB阻害薬=パーキンソン病治療剤
セレギリン(エフピー)

併用で脳内のセロトニンの作用が増強され、「セロトニン症候群」(落ち着かない感じ、下痢、、ふるえ、発熱、発汗、意識障害などの症状)という重大な副作用が起こるおそれます。セント・ジョーンズ・ワートと併用しないで下さい。
ニンニクエキス(アリシン) ■抗凝固剤(血栓防止薬)
●アスピリン(バイアスピリン)●チクロジピン(パナルジン)●ワルファリン(ワーファリン)
大量に摂取すると、出血傾向が強まることがあります。
■抗ウイルス剤
●サキナビル(インビラーゼ)

ニンニク成分により誘導された薬物代謝酵素がサキナビルの分解を促進し、効果が減弱します。サキナビル服用時はニンニク成分含有食品を摂取しないで下さい。

 

バレリアン(西洋カノコソウ) ■向精神薬 作用が増強されます。

 

特定保健用食品

健康食品名 
( )内は主な商品名
医薬品
 ( )内は主な商品名
相互作用
グアバ葉ポリフェノール(番爽麗茶) ■糖尿病治療薬
αグルコシダーゼ阻害剤(グルコバイ錠、ベイスン錠)

両者とも糖を分解する酵素の働きを抑える作用を持つため、薬剤の作用が増強されます。低血糖の恐れもありますので、治療中の方は併用しないで下さい。
また未消化の糖質が腸内で発酵し、ガスの発生が多くなるため腹部膨満感が強くなります。

ラクトトリペプチド(アミールS)
かつお節オリゴペプチド
サーデンペプチド
■ACE阻害薬(高血圧治療薬)
●カプトリル●セタプリル●ロンゲス●ゼストリル●レニベース●アデカット●インヒベース●コバシル●タナトリル●ノバロック●コナン●エースコール●チバセン●プレラン●オドリック など
同様な作用を持つもの同士なので、併用で降圧作用が増強される恐れがあります。

■食物線維成分
●ポリデキストロース●サイリウム種皮●難消化性デキストリン●グアーガム分解物(ガラクトマンナン)●小麦ふすま●低分子化アルギン酸ナトリウム

強心剤
・ジゴキシン(ジゴシン)
同時に服用すると、消化管内でジゴキシンを吸着し、吸収を妨げるため、ジゴキシンの吸収が遅れる可能性があります。

・鉄剤

過剰摂取により鉄分の吸収が抑制されます。

 

ビタミン類

健康食品名
医薬品
 ( )内は主な商品名
相互作用
ビタミンAを含有する健康食品 抗生物質
テトラサイクリン
併用により薬物誘起頭蓋内高血圧(激しい頭痛)強めることがある。
抗凝固剤
ワルファリンカリウム(ワーファリン)
大量摂取で、ワルファリンの作用が増強され、出血傾向が強まります。
角化症治療剤
エトレチナート(チガソン)
《併用禁忌》エトレチナートがビタミンAに似た作用を示すため、ビタミンA過剰症と似た副作用症状が現れることがあります。
抗がん剤
・トレチノイン(ベサノイド)
《併用禁忌》トレチノインがビタミンAに似た作用を示すため、ビタミンA過剰症と似た副作用症状が現れることがあります。
抗がん剤
・パクリタキセル(タキソール)
併用によりパクリタキセルの骨髄抑制の副作用が増強されるおそれがあります。
ビタミンB6(ピリドキシン)を含有する健康食品 パーキンソン病治療薬
レボドパ/L−ドパ(ドパストン)
大量摂取でレボドパの効果が著しく減少します。
ビタミンC補給を目的とする健康食品 炭酸脱水酵素抑制剤
アセタゾラミド(ダイアモックス錠)
大量のビタミンCの摂取により尿路結石がおこりやすくなります。
鉄排泄剤
デフェロキサミン(デスフェラール)
大量(1日500mg以上)のビタミンCの摂取により心機能が低下したとの報告があります。
ビタミンD補給を目的とする健康食品 強心剤
・ジゴキシン(ジゴシン錠)
・ジギトキシン(ジギトキシン錠)
・メチルジゴキシン(ラニラピッド錠)
強心剤の作用が増強され、不整脈を起こす恐れがあります。
■活性型ビタミンD3製剤慢性腎不全、骨粗鬆症などの治療剤)
・アルファカルシドール(アルファロール)
・カルシトリオール(ロカルトロール)
作用が増強されて、高カルシウム血症を招く恐れがあります。

ビタミンE補給を目的とする健康食品

血栓防止薬
アスピリン(バイアスピリン)
抗凝固剤
ワルファリンカリウム(ワーファリン)
大量のビタミンE摂取で出血傾向が強まります。
ビタミンKを含有する健康食品 抗凝固剤
ワルファリンカリウム(ワーファリン)
ビタミン K は、ワルファリンの効果を著しく弱めます。
葉酸補給を目的とする健康食品

抗てんかん薬
フェニトイン

相互に血中濃度を低下させる作用があります。(作用の減弱)

 

ミネラル類

健康食品名
医薬品
 ( )内は主な商品名
相互作用
カルシウム補給を目的とする健康食品 ■骨粗鬆症治療薬
・エチドロン酸二ナトリウム(ダイドロネル錠)
・アレンドロン酸ナトリウム水和物(フォサマック錠、ボナロン錠)
骨粗鬆症治療薬の吸収が阻害されるため、効果が減弱します.
エチドロン酸二ナトリウム
は2時間以上、アレンドロン酸ナトリウムは30分以上間隔をあけて服用して下さい.

■テトラサイクリン系抗生物質
●テトラサイクリン●ミノサイクリン●ドキシサイクリンなど
■ニューキノロン系抗菌薬
●エノキサシン●オフロキサシン●ガチフロキサシン●シプロフロキサシン●スパルフロキサシン●ロメフロキサシンなど

カルシウムと薬剤が結合して、吸収が阻害されるため、効果が減弱します。2時間以上間隔をあけて服用して下さい。
■活性型ビタミンD3製剤慢性腎不全、骨粗鬆症などの治療剤)
・アルファカルシドール(アルファロール)
・カルシトリオール(ロカルトロール)
活性型ビタミンD3製剤は腸管でのカルシウムの吸収を促進させるため、高カルシウム血症が現れるおそれがあります。
鉄分補給を目的とする健康食品 ■骨粗鬆症治療薬
・エチドロン酸二ナトリウム(ダイドロネル錠)
・アレンドロン酸ナトリウム水和物(フォサマック錠、ボナロン錠)
骨粗鬆症治療薬の吸収が阻害されるため、効果が減弱します.
エチドロン酸二ナトリウムは2時間以上、アレンドロン酸ナトリウムは30分以上間隔をあけて服用して下さい.
■甲状腺ホルモン剤
レボチロキシンナトリウム(チラーヂンS)
鉄が結合して薬剤の吸収が低下します.同時には服用しないで下さい.
■セフェム系抗生物質
セフジニル(セフゾン細粒小児用、カプセル)
鉄が結合して薬剤の吸収が低下します。3時間以上間隔をあけて服用して下さい.

■テトラサイクリン系抗生物質
●テトラサイクリン●ミノサイクリン●ドキシサイクリンなど
■ニューキノロン系抗菌薬
●エノキサシン●オフロキサシン●ガチフロキサシン●シプロフロキサシン●スパルフロキサシン●ロメフロキサシンなど

鉄と薬剤が結合して、吸収が阻害されるため、効果が減弱します。2時間以上間隔をあけて服用して下さい。


その他

健康食品名 
( )内は主な商品
医薬品
 ( )内は主な商品名
相互作用
青汁、クロレラ 抗凝固剤
ワルファリンカリウム(ワーファリン)
ビタミン K を豊富に含むため、ワルファリンの効果を弱めます。(血栓形成のおそれ)
ビタミンK高産生納豆菌 抗凝固剤
ワルファリンカリウム(ワーファリン)
納豆菌にはビタミン K を産出する働きがあり、ワルファリンの効果を著しく弱めます。(血栓形成のおそれ)

ナットウキナーゼ(ナチュラルスーパーキナーゼ他)

抗凝固剤
ワルファリンカリウム(ワーファリン)
血栓溶解作用を持つため、ワルファリンの治療効果が不安定状態になるおそれがあります。

 

 


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