一般にはカワラヨモギの方が「茵陳蒿」として有名です。
リュウキュウヨモギも同属植物ですが、種類は異なるようです。
ただしこの欄ではカワラヨモギと同様に扱っています。

沖縄名

ハママーチ (もしくはインチングサ)
和名:リュウキュウヨモギ

 
生薬名
茵陳蒿「インチンコウ」(花穂)
学名
Artemisia campestris Linne
中国名
茵陳蒿
成分

・精油: カピラリン、カピリン、カピロン、βピネン、等
・フラボノイド
:ゲンクワニン、 ラムノシトリン、シルシシリネオール、シルシマリチン等
・クロモン類: カピラリシン、カピラテミシン
・クマリン類:スコパロン

特徴

アジア地域の川岸、海岸に自生する多年草で、高さ50〜60cm。春先に出た葉はヨモギに似ていて、葉のウラに白い毛があるが、薬効はヨモギと異なる。
秋には茎の先に苞に包まれたたくさんの花を密生して付け、 黄緑色に見える。

苦味
用途
漢方薬の「茵陳蒿湯」や「茵陳五苓散」に配合されているのが有名ですが、沖縄では「ハママーチ」と呼ばれて古くから利用されてきました。用途は、黄疸、肝炎、胆石症や、むくみなどで、クチナシの果実と一緒に煎じて服用されることが多いようです。
薬理作用
精油成分のカピリン、カピラシリン、およびクマリン類のスコパロンに胆汁分泌促進作用が認められています。

出典:田中俊弘:日本薬草全書(新日本法規)、中田福市:これでわかる薬用植物(新星図書)、沖縄健康百科(新報出版)