水銀体温計には毒性のほとんどない金属水銀が使われています。誤って体温計の水銀を飲んでしまった場合でも、胃や腸からほとんど吸収されず、2〜3日後にそのまま便として排泄されます。排泄を促すため、牛乳や卵白を飲むのもよいでしょう。(金属水銀は牛乳や卵白の蛋白質と結合し、便とともに体外へ排出されます)
人によってはこぼれた水銀にさわると、全身に発疹や腫れが現れる事があります。(皮膚炎症状が出るまでの日数は接触当日から長くても数日)
また、こぼれた水銀をそのまま放置しておくと、水銀から発生した蒸気は毒性が高いので、部屋の換気をよくし、鼻をかみ、うがいをさせて下さい。
事故後、皮膚症状や吐き気、頭痛等の症状がある場合には速やかに医療機関を受診してください。
なお、こぼれた水銀は集めて、密閉容器に入れて、有害ゴミとして廃棄してください。(市町村によっては分別法が異なる事もあります)