米製薬大手ファイザーの禁煙治療薬「チャンティックス」(一般名バレニクリン)の服用後に視覚障害やけいれん、意識消失などの症状が多数報告されたと、米国の民間団体が発表した。この薬は日本でも5月に禁煙補助薬「チャンピックス錠」として発売されたばかり。ロイター通信によると、米連邦航空局(FAA)の広報担当者は「航空機の操縦士にはこの薬の使用を禁止する」と述べた。米ファイザーは「一部の副作用は注意書きに記してある。ほかの症状も因果関係がはっきりしない」としている。チャンティックスは脳のニコチン受容体に作用し、たばこへの切望感や不安、不眠などの離脱症状を減らす飲み薬。2006年5月に米食品医薬品局(FDA)が承認した。同研究所はFDAに報告された副作用情報を分析。意識消失・障害による事故や転倒が173件、視覚障害が148件、深刻なけいれんが86件など、全部で1000件以上あった。