この度、令和７年６月22日に開催されました第92回定時総会において、会長に再任いたしました前濱朋子と申します。三期目就任にあたり、ご挨拶を申し上げます。

沖縄県薬剤師会は、令和８年10月に100周年を迎え、記念事業等を多く控えることから、今回の理事改選では、２名のみの小幅なものとさせていただきました。役員一同、会員の皆様のため、薬剤師職能の向上のため、一丸となって諸課題に取り組んでまいります。

さて、就任一期目より、歴代会長から引き継いでまいりました「沖縄県内の国公立大学への薬学部創設に向けての活動」は、10万筆を越える署名という県民の願いであることを肝に銘じ、引き続き注力していく所存です。

また、一向に改善の兆しが見えない医薬品供給不足の問題につきましては、日本薬剤師会や職能の代表である薬剤師国会議員等をとおして、安定供給に向けた取り組みを引き続き行っていきます。

さらに、令和７年度は、国が全国の地域薬剤師会を巻き込んで地域医薬品提供体制構築に動き出しました。この取り組みは、地域薬剤師会の協力なくしては成り立たないものと考えますので、ご理解ご協力をお願いいたします。

一方、当会におきましては、昨年末の琉球大学病院の西普天間への移転に伴い、会営薬局うえはらが閉局し、他の２薬局では、薬剤師サービスの向上充実を目指し、新たな事業への展開をすすめるとともに収益の確保にも努めていくこととしています。

このように、様々な課題等に向き合いながら３期目の会運営に向かうこととなりますが会の運営の主体は会員の皆様であるとの初心を忘れずに、先輩諸氏からの教えと会員の皆様からの意見に耳をかたむけ、会の職員とともに開かれた会の運営を目指していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。